日本リックケアステーション
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介護の用語集 介護の現場や手続きなどでよく出てくる専門用語を解説しています

(あいえーでぃーえる Instrumental Activity of Daily Living) 『手段的日常生活動作』と訳され、日常生活を送る上で必要な動作のうち、ADLより複雑で高次な動作。 買い物・料理・掃除等の家事全般や、金銭管理や服薬管理、公共交通機関の利用、電話をかける、趣味活動、車の運転等の幅広い動作のことをいう。
(あいしーえふ International Classification of Functioning, Disability and Health) 人間の生活機能と障がいについて「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の3つの次元及び「環境因子」等の影響を及ぼす因子で構成されている分類。
(あいしーゆー Intensive Care Unit) 救急救命時や手術直後の全身状態が不安定な患者をが入る場所。厳重な医療管理の下で治療し、回復をはかることを目的に設置している。集中治療室とも言う。
(あいぶいえいち Intravenous Hyperalimentation)=中心静脈栄養法 高カロリー輸液療法。経口摂取が長期間困難な方に、血管に輸液ラインを確保する事により、栄養を補給する方法の一つ。
(Malignant Lymphoma) リンパ組織にできた悪性腫瘍(がん)。
(あしはくせん) 白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が足の皮膚の角質層やその下の皮下組織を侵食して繁殖することによって炎症などが起きる感染症。
(Assessment)= 課題分析 利用者様が抱えている課題を抜き出し、どのような援助を受けることで解決につながるかを分析し、評価をすること。
(あっぱくこっせつ) 外傷や椎骨の弱まりにより、外力が縦方向に働いた時に生じる骨折。 尻餅をついたり、転倒した時に発生する。
(Advocacy) 自分の気持ちや権利を要求したり守ることが困難な人々を代理人が擁護すること。また、社会的不利な立場にある人々の権利を擁護すること。
βアミロイド蛋白と言われる蛋白質が脳の神経細胞に蓄積し、神経細胞が破壊され脳が萎縮することにより脳機能が低下して発症する認知症。
(いしきしょうがい) 自分の状態を認識し、知覚、感覚、思考や感情などが自分でわからない状態。
(いじょう) ベッドから車いす、車いすから便器などの乗り移り動作。移動前と移動後の平面が変わる移動動作のこと。
(いつりゅうせいにょうしっきん) 膀胱(ぼうこう)に大量の尿がたまって尿道からあふれ出てしまう状態。自分で尿を出そうとしても出にくいが、膀胱にたまった尿が意に反し少量ずつ漏れてしまう。前立腺肥大症などが原因で起こる。
(Medical Social Worker) 主に病院において、疾病や心身障がいなどによって生じる患者や家族の諸問題(経済、地域、家庭生活、職業等)を解決するために社会保障、社会福祉サービス等の社会資源を紹介、活用して患者、家族が自立できるように援助する保健医療分野のソーシャルワーカー。
(いりょうほうじん) 医療法に基づき、私的医療機関に与えられる法人格で、病院、医師や歯科医師が常勤する診療所、または介護老人保健施設の開設・所有を目的とする法人である。
(Ileus) 様々な原因で腸管が塞がり、腸管内容物(食物、消化液、ガス)が肛門側へ通過できなくなる病態。腸閉塞ともいう。
(いろう Gastrostomy) 口から食事のとれない方や、食べてもむせ込んだり気管に流れたりした結果誤嚥性肺炎などを起こしやすい方に対して、腹壁を切開して胃内に管を通し、食物や水分や医薬品を流入させ投与するための処置
(Iinclusion) 障がいや疾病があっても、地域資源などを活用することで、孤独や孤立、排除や摩擦から援護され、健康で文化的な生活が実現できるよう、社会の構成員として包み支え合うという理念。
(Insulin) 血糖を低下させるホルモン。膵臓(すいぞう)のランゲルハンス島のβ細胞と呼ばれる組織から分泌され、肝臓や筋肉、脂肪組織などに働いて糖のとりこみをうながし、またグリコーゲンやたんぱく質、脂肪の生成を促進し、分解を抑制して血糖を下げる。 糖尿病の治療薬として用いられる。
(Intake) 初期面接、受理面接とも呼ばれ、問題を抱えた人やその関係者など、援助を求めて相談機関・施設を訪れた人にソーシャルワーカーなどが行う最初の面接。
(Integration) 社会福祉の対象者が、他の人と差別なく地域社会と密着した中で生活できるように地域住民、関連機関、団体が中心になって援助をすること、および問題解決にあたること。
(Informal Service) 公的機関や専門職による制度に基づくサービスや支援(フォーマルサービス)以外の支援のことで、家族、近隣、知人友人、民生委員、非営利団体(NPO)、ボランティア等が提供する援助や保健福祉サービス。
(Informed Consent) 医師が患者に治療の選択肢をいくつか提示し、分かりやすく十分な説明をして、患者から治療の同意を得た上で治療法などを決定していくこと。
(うぃるせいかんえん) 肝炎ウィルスによって引き起こされる肝炎。原因となるウィルスの種類によって、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、D型肝炎、E型肝炎などの病型がある。
(うぃるすせいかんせんしょう) 微生物の一種であるウィルスが、体内に侵入し、増殖することによって起こる病気。一般的な風邪、インフルエンザ、麻疹(はしか)、風疹(三日ばしか)、水痘(水ぼうそう)、ウィルス性脳炎、ウィルス性肺炎、ウィルス性胃腸炎、ウィルス(性)肝炎、エイズなど数多くのものがある。
(うつびょう Depression) 集中力の低下や行動しようとする意欲の減退、食欲不振、不眠などが続き、憂鬱感や悲哀感、厭世観を感じる、体調不良、食欲不振、性欲低下などの症状が起きる感情性精神障がい。
(えーでぃーえる activities of daily living) ひとが毎日生活していくうえで必要不可欠な基本的な動作(食事、排泄、入浴など)。
(えし) 身体組織が死ぬこと。血流が遮断されて死ぬ場合に用いられることが多い。
(えそ) 四肢などの血行障がいにより、抹消組織が壊死に陥り紫黒色に変色したり潰瘍になった状態。
(Evidence) 根拠のこと。医療ではEBM(evidence-based medicine)という治療効果が認められた根拠のある治療が必要とされる。
(えむあーるあいけんさ) 強力な磁気をからだに当てて撮影してコンピュータで画像化する検査方法。
(えむあーるえすえい) メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。メチシリンなどの抗生物質が効かなくなった耐性菌。
(えんげ) 口腔内に取り込まれた飲食物を、口腔から咽頭・食道を経て胃に送り込む反射性運動。
(えんげこんなん) 飲食物がうまく飲み込めない、むせる、飲み込んだものが食道でつかえる障がい。
(Empowerment) 潜在的な力を引き出す働きかけを画部からすることで、力を与えること。
(おうえきふたん) 支払い能力に関わらず、利用サービス量に対して一定の負担を求めること。
(おうと) 口から胃の中の内容物が食道を通り、口から逆流して外に吐き出される行為、またはその症状。
(おうのうふたん) 利用者の収入や扶養者の納税額などから、費用負担能力を行政が判定し負担額を決定する。
(Ostomate) 癌や事故などにより消化管や尿管が損なわれたため、ストーマ(人工肛門・人工膀胱)を手術によって腹部などに排泄のための開口部を造設したひと。人工肛門患者とも言う。
(がい) 寝ている姿勢。
(かいごきゅうふ) 介護保険制度で要介護者(要支援者)が定められたサービスを利用した際に受けられる保険給付。
(かいごきゅうふひ) 介護保険サービスの単価=介護報酬。
(かいごしえんせんもんいん) ケアマネジャー。利用者様の居宅サービス計画書を作成するために、課題を分析し、介護の目標を設定し、サービスを実施しながらその目標が達成されているかを評価などを行う。
(かんせんしょう Infectious Disease) 寄生虫、細菌、真菌、ウイルス、異常プリオン等の病原体が体内に侵入し、そこで繁殖したためにおこる望まれざる反応(病気)の総称。
(かんそく) 片麻痺があるひとの麻痺があり不自由な側の半身。
(きゅーおーえる Quality of life) 物理的な豊かさやサービスの量、個々の身辺自立だけでなく、人間らしく、満足して生活しているか、精神面を含めた生活全体の豊かさと自己実現を含めた概念。生活の質と訳される。
(きのうせいにょうしっきん) 尿路や排尿機能自体は正常であるにもかかわらず、身体精神障がいによりトイレまで行くことができない、トイレに行きたいと思わない、間に合わないなどで、尿が漏れてしまう症状
(ぎょうがい) あおむけ(上を向いた状態)で寝ている姿。
(きんき) 不適当で人体に悪影響を及ぼす危険がある治療法や検査、薬剤の配合や投薬等を避けて行わないようにすること。
(くもまくかしゅっけつ) 脳卒中のひとつ。脳を覆う3層の髄膜のうち2層目のクモ膜と3層目の軟膜の間の空間「クモ膜下腔」に出血が生じ、脳脊髄液中に血液が混入した状態で、突然、激しい頭痛と嘔吐に見舞われ意識障がいを起こし、死に至るケースもある。
(Client) 社会福祉における相談者で、福祉サービスの対象者や当事者、非援助者、受給者、来談者など本人やその家族などをいう。
(くるまいす Wheel Chair) 身体の障がいで、歩行による移動が困難な人のための福祉用具。手動式と電動式に分かれ、本人が手で車輪を動かして操作する「自走式」と、介助者が操作する「介護式」がある。
(けいみん) うとうとしていて睡眠に陥りやすい状態で意識低下の初期の段階。声掛けなどの軽い刺激で目を覚ます状態。
(Casework) 社会事業のひとつの方法で、精神的・肉体的・社会的な生活上の困難な課題、問題をもった対象者(クライエント)に個別的に接し、問題を解決できるように援助するソーシャルワーク(社会福祉援助技術)のこと。
(けっとうち BS:Blood Sugar) 血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度の事。検査(BSチェック)は空腹時に行う。空腹時に低下、食後は若干高い値を示す。空腹時血糖の正常値は70~110mg/dl。
(けんそく) 片麻痺があるひとの麻痺がない側の半身。
(こうい) 衣類の交換。汚れたものを着替えるということだけでなく、身体を動かすので、高齢者にとってリハビリや新陳代謝を促す大切な行為となる。
(こうおんしょうがい) 脳卒中などが原因で、特定の語音を正しく発声できない状態。正しい言葉の選択はできるがろれつが回らず、相手に伝わらなくなる。
(こうくうけあ) 歯ブラシによるブラッシングや、うがい、ふき取りなどで口の中を清潔に保つためのケア。 虫歯や歯周病や細菌感染などの口腔内の疾病予防だけでなく、健康保持・増進、正常な味覚保持、リハビリテーション効果もあり、QOLの向上が見込まれる。
(こうじのうきのうしょうがい)  交通事故や脳血管疾患など脳の障がいによって脳が損傷したひとに起こる、記憶や注意、思考、行動、言語、認知、意識などの障がいのことです。
(こうしゅく Contracture) 寝たきりなどにより、関節の皮膚や筋肉などの軟らかい組織が固まって硬くなり、動きに制限がでること。関節を曲げられなくなる「伸展拘縮」と、伸ばすことができなくなる「屈曲拘縮」がある。
(ごえんせいはいえん) 飲食物や唾液などを誤って喉頭と気管内に飲み込んでしまったことによる発症した肺炎。
(ざいたくさんそりょうほう HOT:Home Oxygen Theraphy) 呼吸器疾患などで肺機能の低下により、身体に必要な酸素が十分に取り込めないひとのために、在宅に酸素供給機を設置し、必要時あるいは24時間、酸素吸入をすることで酸素吸入を行う療法。
(ざぎょうりょうほうし OT Occupational Therapist) 医師の指示に基づき、心身に障がいを持つひとが機能回復して社会への適応力を改善、回復、自立生活できるように、手芸や工作などの作業訓練、指導を行なうリハビリテーションの専門職。
(ざんぞんきのう) 何らかの理由による機能障がいのあるひとの、残された別の発揮できる機能。「残された機能」として限定的に捉えるのではなく、「維持発展可能な機能」として捉え積極的に活用することが重要である。
(しっきん) 不随意に自分の意思によらず排泄(尿や便)をしてしまう状態。
(しゅちょう) 腫れる事。腫れ。原因は関係なく使用され、腫れて膨らんでいる状態を表す。
(しゃかいふくしえんじょぎじゅつ) ソーシャルワークのこと。
(しょうきぼたきのうがたきょたくかいご) 地域密着型サービスのひとつで、小規模な居住系サービスの施設で、「通い」を中心としながら訪問、短期間の「宿泊」や利用者の自宅への「訪問」を組み合わせて、家庭的な環境と地域住民との交流の下で食事、入浴、排泄などの介護、日常生活の支援、機能訓練等が受けられる。
(しんてきがいしょうごすとれすしょうがい PTSD Post Traumatic Stress Disorder) 過去に心に受けた傷(トラウマ)がストレスを生み、心に加えられた衝撃的な傷が元となり、様々なストレス障がいを引き起こす疾患、不安障がい。
(Stoma) 消化管や尿路の疾患などにより、手術により腹部に便又は尿を排泄するために増設された便や尿の排泄口のことである。ストマとも言う。
対象者を寝かせた状態で移送できるキャスター付きベッド。
(せっぱくせいにょうしっきん) 抑えがたい強い尿意が急に起こり切迫してから尿がもれてしまう状態。 膀胱(ぼうこう)筋肉の過剰な活動や、収縮力の低下原因とされる。
(ぜいめい) 呼吸の際、空気が通過するとき、「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」といった異常な呼吸音を発する状態。 気道や気管支の一部が狭くなることが原因で、息切れとともにおこることが多い。
(Social Worker) 生活する上で困っている人々や、生活に不安を抱えている人々、社会的に疎外されている人々に対して、治療者とは異なる立場から、総合的かつ包括的な援助を提供する社会福祉専門職の総称。
(Scosial Work) 社会福祉援助技術とも言われ、社会福祉における福祉サービス利用者に対してソーシャルワーカーが用いる技術の総称で、生活問題への直接的な支援と社会環境の調整をする専門的な対人援助の活動。
(そくがい) 横向きに寝ている体勢。腕を下にして横になって寝た状態。
(だっすい) 体内からの水分喪失量に対して水分摂取量が不足することによって起こり、水分量が正常値(成人では体重の約60%、小児では体重の約80%)以下に減少した状態。
(Cyanosis) 動脈の血液中の酸素濃度(酸素飽和度)が低下し、皮膚や唇、爪などが青紫色になる状態。
(ちいきしえんじぎょう) 市区町村(地域包括支援センター)が行う事業のひとつで、要介護認定で認定されなかった人や、介護保険対象外の人に対して行なわれる支援。 要支援・要介護など、介護が必要な状態になる前から介護予防を推進して、高齢者が地域において自立した生活を継続できるよう区市町村が行う事業。
(ちいきほうかつしえんせんたー) 2006年介護保険法改正で定められた、介護で困った事や問い合わせの窓口となる機関。各市区町村の中学校区ごとに設置され、地域住民の保健・福祉・医療の向上、虐待防止、介護予防マネジメントなどを総合的に行う。
(ちいきみっちゃくがたかいごろうじんふくししせつ) 地域密着型サービスのひとつで、要介護者を対象とする入所定員30人未満の小規模な介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)で、入浴、食事、排泄等の介護や日常生活上の支援、機能訓練、療養上の世話、健康管理等を利用する。
(ちいきみっちゃくがたさーびす) 事業者が所在する市区町村が事業指定を行い、その市区町村に住む住民のみが利用できる介護サービス。 2006年から創設されたサービス体系で、要介護高齢者等が出来る限り住み慣れた地域での生活が継続できるように市町村が事業者の指定や監督を行います。 1.小規模多機能型居宅介護、2.定期巡回・随時対応型訪問介護看護(2012年創設)、3.複合型サービス(2012年創設)、4.夜間対応型訪問介護、5.認知症対応型通所介護、6.認知症対応型共同生活介護(グループホーム)、7.地域密着型特定施設入居者生活介護、8.地域密着型介護老人福祉施設のサービスがある。
(ちいきみっちゃくがたとくていしせつにゅうきょしゃせいかつかいご) 地域密着型サービスのひとつで、入居定員30人未満の小規模な介護専用の有料老人ホームや軽費老人ホームなどで食事、入浴、排泄等の介護や日常生活上の支援、機能訓練などが利用できる。
(Team Care) 医師、看護師、保健師、社会福祉士、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、ホームヘルパー、民生委員、ボランティアなど、医療関係者や福祉関係者だけでなく様々な専門家が一体となって対象者のケアにあたること。
(ちてきしょうがい Intellectual Disability) 知能機能および適応行動に制約があり、発達期に生じる障がいで、金銭管理・読み書き・計算など、日常生活や学校生活の上で頭脳を使う知的行動に支障があることを指す。
(ちゅうしんじょうみゃくえいよう IVH Intravenous Hyperalimentation) 食物を経口摂取が困難な人が、糖質,アミノ酸,脂肪,ビタミン及び微量元素を含んだ栄養液を鎖骨下部、頚部、大腿部の太い静脈からカテーテルを大静脈まで挿入し、濃度の高いブドウ糖液の投与で必要な栄養を補給する療法。
(ちょうへいそく Ileus) イレウスのこと。
(つうしょかいご) デイサービスとも言う。要介護者が施設に通い、食事、入浴、排泄などの介護や日常生活上の支援、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで受けられるサービス。
(つうしょりはびりてーしょん) デイケアとも言う。要介護者が施設(老人保健施設、病院、診療所など)に通い、食事や入浴、排泄等の介護、日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能を回復させるリハビリや口腔機能向上サービス等を日帰りで受けられるサービス。
(ていえいよう PEM Protein Energy Malnutriton) ひとに必要な量のカロリーあるいはプロテインなどの必須栄養素が不足している状態
(ていきじゅんかい・ずいじたいおうがたほうもんかいごかんご) 地域密着型サービスのひとつで、日中・夜間を通じて1日複数回の定期訪問と随時の対応を介護・看護が一体的に又は密接に連携しながら提供するサービス。 利用者の心身の状況に応じて、24時間365日必要なサービスを必要なタイミングで柔軟に提供する。 訪問介護だけでなく訪問看護サービスも提供されるため、介護と看護の一体的なサービスが受けられる。
(とうごうしっちょうしょう Schizophrenia) 「連想分裂」が中核症状として現れる精神疾患のひとつで、幻覚や妄想、無気力、自閉症状が出る。発症前と比較すると、創造的で生き生きした部分が減少する。2002年までは精神分裂病と呼称されていた。
(どうにょう) 自然排尿が困難な場合などに、外尿道口から尿道を通してカテーテルを膀胱内へ挿入し、尿を排出する方法。
(とうにょうびょう DM Diabetes Mellitus) 糖質(血糖)を調節するインスリンというホルモン(膵臓から分泌される)が不足したり、作用が不十分なために、血糖値(血液中のグルコース(ブドウ糖)濃度)が病的に高くなる病気。
(Transfer) 自力または介助によって車いすからベッド、ベッドから車いす、浴槽などへの乗り移る動作のこと。
(なんびょう) 慢性の難治療性疾患で、原因不明、治療方針未確定であり、かつ、後遺症を残す恐れが少なくない病気。 慢性的経過をたどり、単に経済的な問題のみならず、介護等に著しく人手を要するために本人・家族の身体的・精神的負担が大きい疾病。
(にょうとう) 血糖値が高くなり(170mg/dl以上)、腎臓で吸収できなくなった血液中のブドウ糖(血糖)が尿中に漏れ出てきた状態。
(にんちしょう Dementia) 一度獲得された知能が、後天的な脳の器質的な障がいにより持続的に低下したり、失われること。 以前は「痴呆症」と呼ばれていた。
(にんちしょうたいおうがたきょうどうせいかつかいご グループホーム) 地域密着型サービスのひとつで、認知症の高齢者が共同で生活する住居(グループホーム)に入所して、食事、入浴、排泄などの介護や日常生活上の支援、機能訓練などを利用する。
(にんちしょうたいおうがたつうしょかいご) 地域密着型サービスのひとつで、認知症を持つ高齢者を対象とする。 通所介護の施設(デイサービスセンターやグループホームなど)に通い、食事、入浴などの介護や支援、機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで利用する。 利用者の心身機能の維持回復だけでなく、家族の介護の負担軽減などを目的として実施される。
(ぬのおむつ) 布製のおむつ。 紙おむつのように遣い捨てるのではなく、洗濯して繰り返し使用する。 紙おむつで肌がかぶれるひとなどに使用。使用にはおむつカバーが必要。
(Neglect) 幼児・児童・高齢者・障がい者などに対し、保護者がその義務を著しく怠り、保護、世話、養育、介護などを怠り、食事を与えないことや、長時間放置すること。寝たきりの高齢者の着替えや入浴を放棄したり、褥創などを放置、放任することも含まれる。
(ねっちゅうしょう Heat Disorder) 「熱中症」は日射病や熱射病など暑熱環境下においての身体適応の障がいによっておこる状態の総称。 屋内・屋外を問わず高温や多湿等が原因となって起こり、主な症状として体温上昇、発汗停止とともに虚脱・けいれん・精神錯乱・昏睡など、生命の危険を伴うこともある。
(Normalization) 障がい者や高齢者などが、社会の中で特別に区別されることなく、社会生活を共にし活動することが正常なことであり、本来の望ましいあるべき姿であるとする考え方。
(のうけっかんせいにんちしょう Vascular Dementia) 脳血管が詰まったり破裂する脳血管に異常が起きた結果起こる認知症。
(のうこうそく Cerebral Infarction) 脳の動脈が詰まったり(閉塞)、または狭窄のため脳虚血が起こり、脳組織が酸素欠乏や栄養不足に陥り壊死すること。 脳血栓と脳塞栓の2種類がある。
(はいえん Pneumonia) 肺の炎症性疾患の総称。主にウイルスや細菌などの病原微生物により肺が侵される病気。
(はいむりっひほう Heimlich Maneuver) 食べ物や異物などを喉につまらせたときに異物を除去し、窒息を緩和する応急措置方法。 背後から両腕を腹部に回し、片腕は拳を作り、もう一方の掌をその拳に重ね、胸骨と臍の間を上向きに強く圧迫して、のどに詰まったものを吐き出させる方法。
(はいようしょうこうぐん) 過度に安静状態が長期に渡って続く事や活動性が低下したことによって起こる、さまざまな心身の機能低下等の状態で、生活不活発病とも呼ばれる。 病床で長期寝たきり状態や安静にしたときなどに起こる症状が多い。
(Balloon Catheter) カテーテルを膀胱内に留意するために先端部が風船状になっているもの。また、血管などの内部でバルーンを膨らませ、治療などにも用いられる。 カテーテルの抜去を防ぐために、先端付近が風船状になっており、そこに蒸留水を入れて膨らませ、抜けにくくするもの。
(はんしょく Reproductive Behavior) 生物の個体が増え、後継ぎを残して種族を維持すること。
(ひがいもうそう) うつや認知症、統合失調症に見られることが多い症状で、自分が他人から危害を加えられていると思い込む精神状態のこと。
(びくうえいよう) 経腸栄養のひとつで、飲食物を口から食べられない場合に、チューブを鼻から胃もしくは腸へまで挿入し、栄養を注入する方法。
(ぴっくびょう Pick’s Disease) 認知症を生じる神経疾患のひとつで、初老期の精神病。大脳のなかでも特に前頭葉と側頭葉の著明な萎縮によって起こるといわれ、人格・行動・感情面での障がいが主体であり、記憶や見当識は末期まで比較的よく保たれる。
(ぴーてぃーえすでぃー Posttraumatic stress disorder)=心的外傷後ストレス障がい 過去に心に受けた傷(トラウマ)がストレスを生み、心に加えられた衝撃的な傷が元となり、様々なストレス障がいを引き起こす疾患、不安障がい。
(ひほけんしゃ)  保険の加入者で、保険料を支払い、保険事故発生時に保険金やサービス等の受給者。 介護保険では、65歳以上を第1号被保険者、40歳以上65歳未満を第2号被保険者と言う。
重大な災害や事故にはならなかったものの、ミスなどで事故につながりかねない一歩手前の状況。
(ひよりみかんせん OpportunisticIinfection) 健康状態なら感染症を起こさないが、抵抗力が落ちていることが原因で発症する感染症。
(ふくあつせいにょうしっきん) 急に腹圧が高くなった時に尿がもれてしまう状態。女性に多い症状。 重い荷物を持ち上げた時、急に立ち上がった時、咳やくしゃみをした時などに起こる。
(ふくごうがたさーびす) 複合型サービスのひとつで、小規模多機能型居宅介護と看護師などによる訪問を組み合わせることで、家庭的な環境と地域住民との交流の下で、通所・訪問・短期間の宿泊で介護と看護の一体的なケアが受けられるサービス。
(ふしゅ) 血管の外の細胞のまわりのリンパ液などの水分が、正常より多くなり貯留している状態で、指で圧迫すると圧痕が残る。 顔や手足などの末端に痛みを伴わない形で腫れる症候で、むくみ、水腫ともいう。
(ペグ Percutaneous Endoscopic Gastrostomy) 経皮内視鏡的胃瘻造設術=胃瘻を作る手術。胃内視鏡を使用し腹部に小さな穴 を開け、栄養補給を行うチューブを胃に固定する手術。
(べんぴ Constipation) 大腸など消化器に便が停滞して排泄が困難になっている状態
(hospice) 疾患のターミナル期(終末期)なある患者および家族に対してケアを行う施設。在宅で行われることもある。
(Body Mechanics) 人間の運動機能である骨・関節・筋肉等の重心を考え、てこの原理などを応用し、力学的相互関係を活用した最小限の力で行うことのできる介護技術。
(まだらにんちしょう) 重い記憶障がいがあるのに、理解力や判断能力が比較的保たれている状態。まだら呆け(まだらぼけ)とも言う。
(まんせいへいそくせいはいしっかん COPD Chronic Obstructive Pulmonary Disease) 慢性気管支炎と肺気腫の 2 つの病気の総称。 様々な有毒なガスや微粒子の吸入、特に喫煙(受動喫煙を含む)がきっかけで発祥するが、患者の90%は喫煙者である。肺胞の破壊や気道炎症が起き、緩徐進行性および不可逆的に息切れが生じる病気。別名たばこ病と呼ばれる。
(みきさーしょく) 咀嚼力、嚥下力の低下により普通の食事が困難な人に対して、咀嚼力に合わせて常食や軟食として作った食事をミキサーにかけた食事。
(みんせいいいん) 民生委員法(昭和23年法律第198号)に規定されている市町村の区域に配置されている民間の奉仕者で、生活困窮者の保護や指導を行ったり、地域住民の生活状況の把握、相談・援助にあたるボランティア。
(むしょうしんりょうじょ) 入院用ベッドのない診療所(クリニック)。
(むゆうびょう) 睡眠中に無意識の状態で起きだし、徘徊するなどの異常行動をした後に再び就眠するが、その間の出来事を記憶していない状態
(Metabolic Syndrome) 内臓脂肪症候群とも言う。内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・脂質異常症のうち2つ以上を合併した状態で、腹囲が男性で85㎝以上、女性で90㎝以上が診断基準のひとつになっている。
(MSW Medical Social Worker) 医療機関や保健施設などの保健医療分野における福祉専門家。 病院などにおいて病気やケガによる患者等の社会、経済、心理的な問題の解決を援助し、社会復帰の促進を図る専門職。
(めにえーるびょう Meniere’s Disease) フランスの医師メニエールが証明した疾患で、内耳にむくみが起こり、激しい回転性のめまいが起こり、耳鳴り、難聴、耳閉感が同時に重なり、吐き気、嘔吐もともなう。
(めんえき Immune System) 特定の病原菌など、感染、病気、あるいは望まれない侵入生物等に対し、生体が反応し、抵抗力、生物的防御力を獲得する状態。
(もうそう Delusion) 空想の世界を自分で作り上げ、非合理的かつ訂正不能な思いこみのこと。
(もえつきしょうこうぐん Burnout Syndrome) 理想に燃えて献身的に努力した人が、期待した報酬が得られなかった結果感じる徒労感、欲求不満、失敗感、疲労感。 絶え間ないストレスが持続すると、自己嫌悪、抑うつ、無気力、不眠、仕事拒否などになり、社会的に機能しなくなってしまう症状。
(もじゅらーくるまいす) 体型に合わせて、座面の高さや幅が調整できる車いすで、これらの部品を目的によって選択、調整し組み立てられる。
(Monitoring) 介護サービスなどの実施後に行い、支援内容が目標に沿った形で進められているか、およびその効果性を評価・検証すること。
(やかんたいおうがたほうもんかいご) 地域密着型サービスのひとつで、夜間帯(22時から6時)に訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者の自宅を「定期巡回」したり、緊急時の「随時対応」を行うために訪問するサービス。
(やかんせんもう) 夜不眠などで興奮・多動となり、意識が混濁して、幻覚や錯覚、不安、不穏、興奮がみられる状態。
(ゆうりょうろうじんほーむ) 民間事業者等が運営する介護施設で、介護付き、住宅型、健康型などがあり、食事や日常生活上のサービスを提供する。
(Unit Care) 特別養護老人ホームや老人保健施設、療養病床などで、10人以下のグループに分けてケアを行なう方式。
(UD Universal Design) 年齢や障がいの有無や年齢、性別、能力に関わらず、すべての人のために使いやすく考えられた製品、環境、空間、建築などのデザイン。
(ようかいごじょうたい) 介護保険制度において、身体上又は精神上の障がいにより、入浴・排泄・食事等の日常生活の基本的な動作の全部又は一部について継続して常時介護を必要とし、要介護認定の要介護1から5のいずれかに該当する状態。
(ようしえんじょうたい) 介護保険制度において、身体上又は精神上の障がいにより、入浴・排泄・食事等の日常生活に支障があると見込まれる状態、あるいは、状態の悪化防止のための支援を要すると見込まれる状態
(よぼうきゅうふ) 介護保険の給付のひとつで、要支援を対象としたもの。
(Life Cycle) 人が生まれてから死ぬまでの過程
(Life Stage) 人が生まれて死ぬまでに経験する各段階のことで、乳幼児期・児童期・青年期・壮年期・老年期などにおける節目となる出来事(出生、入学、卒業、就職、結婚、出産、子育て、退職等)によって区分される生活環境の段階。
(PT Physical Therapist) 医師の指示の下、身体機能回復のためのリハビリテーションを行い、機能の回復に関わる専門家。
(りしょう) ベッドなどで一定期間過ごした人が、徐々にベッドから離れて生活機能・範囲を拡大していくこと。
(Rehabilitation) 障がい、病気、ケガを抱える人が機能回復や社会復帰を目指す機能回復訓練、またはその過程。
(Recreation) 生活の中にゆとりと楽しみを創造し、疲れを癒すための休養や気晴らし。またそのために行われる多様な活動の総称。
(Respite Care) 介護を要する高齢者を在宅でケアしている家族を癒やすため、その家族を一時的に一定期間、ケアを代替することで介護から解放し、リフレッシュを図り日頃の心身の疲れを回復し、一息つけるようにする援助。
(ろうじんかいごしせつ) 高齢者に対して、介護サービスを提供する施設の総称。
(ろうじんふくししせつ) 老人福祉法には老人デイサービスセンター、老人短期入所施設、特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、老人介護支援センター、老人福祉センターと規定されている。
わ / を / ん
(Workablity) ケースワークの過程において、福祉サービスの利用者が援助者の提供するサービスや働きかけに応じて、利用者自身で問題を解決しようとする意欲およびその能力。
(Vaccine) 病原菌から作る感染症予防の免疫材料で、ヒトなどの動物に接種して感染症の予防に用いる医薬品。 弱い病原体を注入することで体内に抗体を作り、以後感染症にかかりにくくする。